目の前に広がるジャージ生地 なんでかすごく安心する あたたかい体温 こんな温もり 知らなかった 「………っう、ぅ……」 不思議なその温もりに 溢れた涙を吸い取ってゆく 彼の胸元に顔をうずめて 背中に回る彼の 逞しい腕が あたしをもっと強く 包み込んだ