恋する Tinker Bell ＊°.

あたしの瞳から

大粒の涙が
零れ落ちる



「……あ、あたしっ…

正直言って
ただ、自信がないの……っ


これから先、直季くんは…

まだまだ大学で
出会いがたくさん待ってて……っ


そうやって
たくさんの人と出会う直季くんが…

他に素敵な人を
見つけちゃったらっ……


あたし、あたしっ…


直季くんを
繋ぎとめられる自信がない……っ」





そこまで言ったあたしを

直季くんは


ただ

優しく見つめていた