そのあとは また、手を繋いで 彼はあたしを 家まで送ってくれた スマホのディスプレイに並ぶ ' 戸山 直季 ' の字 その日の夜は 彼の顔と ジャージから香る洗剤 温かい優しい体温 大きな、安心する手… ……彼のことばかり考えて 気づいたらもう ーーーー朝になってた…