その声が聞こえた瞬間 あたしの腕を掴んだ 気持ち悪い男の手が消えた 「あ?誰だてめぇ」 「……俺の女に 手ぇ出してんじゃねぇよ」 …この声…… そっと開けた目に映った あの日の頼もしい後ろ姿 ずっと恋しかった ーーーー彼の背中 あの日の彼が ……目の前にいた