……だけど もっと驚いたのは まだ、心のどこかで ーーー彼の腕の中にいたい…… そう思ってたことだった そんな想いを 頭の中で消し去るように フルフルと首を振って ゆっくりと見上げた彼の顔に あたしの中の 時が 一瞬止まった 「………惚れた?」