──ジリリリジリリリ…グシャ!!


『あっ。』


皆様どうもこんにちわ


神崎 瑠樹です


目覚まし時計をまた壊した。


これで何個目なのだろうか。


まぁ、その辺は置いとこう。


「瑠樹ちゃん~」


『何ですか?桜さん』


「もーなんでそんなに冷たいのよ~」


『あぁ、はい。』


「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」


桜さんは私のお母さん…的な存在の人


とても明るくて優しい人


命の恩人的な人でもある


今はこの人と2人暮らし


平凡で平和なマッタリです


「まぁ、朝ご飯食べましょ♪」


『はい。』


桜さんが作るご飯はめっちゃ美味しい


交代交代でご飯を作ります


『「いただきます」』


「そーそ瑠樹ちゃん~」


『何でしょうか?』


「瑠樹ちゃんって今16歳よね?」


『そ〜ですけど、それが何か?』


「高校ってところに行ってみない?」


『高校…学校ですよね?勉強とかする場所…』


「そーよ!それでね~」


嫌な予感しかしない。


「中途半端な季節だけど~私の知り合いが高校の理事長さんでね、良かったら来ないか?って言われたのよ♪」


『……』


「(;´・ω・)」


『面倒くさいです』


「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」


『それにこの髪色に目の色とかどうやって隠すんですか?』


隠すというのは


私、金髪に桜色と紫色のオッドアイなんです。


「あぁ、それなら平気よ♪変装しましょ!」


『嫌です。』


「工エエェェ(´д`)ェェエエ工~まぁ、一応見てね♪」


茶髪のウイッグに焦げ茶のカラコンに度なし眼鏡



『それでいつから行くんですか?』


「今日よ!!」


『はぁ?』


「今日から通ってもらうわ☆」


『突然過ぎますよ。せめて明日から…』


「ダメダメダメ~!!!今日からよ!!」


『………』


今日からって突然過ぎる。


「ほらほらー着替えて♪」


ご飯食べ終わってないけど


食べる気しないからいいや。


『はぁ…』


「リビングで待ってるわね♪」


─数分後


『着替え終わりました』


「ヮ(゜д゜)ォ!」


『?』


「変装しても美形とスタイルも良いままなのね(/ω\*)」


『あの、美形でもないですしスタイル良くないです』←無自覚美少女でもあるby.作者


「工エエェェ(´д`)ェェエエ工~」


『場所はどこ何ですか?』


「家を出たら真っ直ぐ行って突き当たりを右に曲がる、それで5分ぐらい歩いたら学校が見えてくるわよ」


意外と近かった


『大体10分もあれば着くんですね』


「近いのよ♪んでは行ってらっしゃい♪」


『行ってきます』


いつもの日常が変わってしまう


それをまだ知るはずもない瑠樹


そして、瑠樹が変わるきっかけでもある


新たな出会いの物語が


今始まるのであった