あ。名前も教えてもらってない

あたしは立ち尽くしながら考えた。

あーあ、やっちゃった
聞こうと思ってたのに…


まぁ、連絡先交換出来ただけよかったかな
なんてるんるん気分で携帯を見ると
もう2時半。
とりあえず駅前に向かうことにした

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

駅前につくと、美夕が待っていた。


「美夕!遅れてごめんね・・・」

申し訳なくなり謝った。

「いいよ~!全然。で?なんで家出てきてんの?笑」

美夕はおもしろそうに聞いてきた


「それがねー!?・・・」

あたしたちは話しながら
スタバにむかう事にした

ここからはちょっと距離があるため
スタバにつく頃には話が終わっていた。

「そうなんだぁ(笑)華らしい(笑)」

美夕はそういって
さっき頼んだばかりのフラペチーノを手に椅子に座る。

あたしも一緒に座った。
そして、昨日の夜とさっき会った男の話をしようとした。

そのとき

♪~~~~~

携帯が鳴った
知らない番号

もしかして。と思った。
するとなんか恥ずかしくて顔が赤くなった。

「あれ?華?何携帯みつめて顔赤くしてんの?」

美夕がニヤニヤしながら聞いてきた

「あとで話すからっ・・・///」

そう言ってあたしは電話に出た。