「春菜には言っていい?」



「あぁ、俺も修には言う」



「うん」



「春菜達遅いね」



「何してるんだろうな」



「うん」



…沈黙…



沈黙を破ったのは立花だった



体育祭とかテストの話とかで俺たちの会話は何とか盛り上がった



「今日から一緒帰る?」



「え?でも内宮くんは?」



「市春も連れてくるといいよ、4人で帰ろ」



「わかった。誘ってみる」


気づけば正午。修達は1時間も帰って来ないままだった



「私、午後の授業は出るね」



「じゃあ教室もどるか」



「でも、」



「あ、修たち教室もどってるらしい。2人とも4時限目は受けたんだって」



「え、ひどいっ。待ってたのに」



「そうだな、行こう」



「うん」