もう一度、あなたと

病室につくなり、心拍数が危険数値に入った。


「春樹くん?春樹くん?分かるー?」


反応がないのを確認して、急いでICUに連れていく。





「香澄先生、ありがとうございます」


「いえ、大丈夫です。」


大丈夫じゃないんだけど…体が重くて…


「お、香澄、来てたんだ」


「あ、優…」


「あ、香澄、優先生、失礼しまーす」


翼ちゃんはにやにやして外に出ていく。