「ケホッケホッ…いやっ……みないで!…………ケホッケホッケホッケホッ…ケホッ」


スルッと脇から抜くと、


「ひぇー」


って言った。


そらそうだもん。


40.6℃って表示されてたし。


「香澄……点滴打とっか…」


「…ケホッケホッ…いやーだっ…ケホッケホッケホッ…ケホッケホッ…」


「香澄、落ち着いて…」


背中をさすられる。


「優…帰って寝る!」