「おい、お前!」

「はい!」

そこにはなんと

一番だいっ嫌いな

天野終夜(あまのしゅうや)が

立っていた

「また、俺様と同じク・ラ・ス」

「はぁ またとかさ・い・あ・く」

「そ・う・だ・な」

「で、気になったんだけど」

「ぅん?」

「隣にいる格好いい男の子は誰?」

「さっき門で女子に囲まれてて」

「そしたら彼が助けてくれて…」

「あんたって意外にいいやつじゃん」

「意外は余計…」

「で、そのいけめんくんは何て言う名前なの?」

「申し遅れました。僕の名は
 桐ケ谷和人です」

「「?」」

「桐ケ谷和人(きりがやかずと)です」

「うちは桜川唯菜!」

「おれは天野終夜だ」

「桜川さんに天野くん」

「私のことはゆ唯とか唯菜で」

「俺は敬語以外ならオケ 敬語無理」

「じゃあ唯に終夜よろしく」

「うん、で、終夜うちらはなん組?」

「えっと」