まだ早い時間です。 彼の持っているカバンからグローブがはみ出ているのが見えました。 きっと野球部でしょう… きっと朝練でしょう… 私はそんなことが頭を巡りましたが、同時にこんなことも考えました。 ───毎朝ここに来ればこの男の子が見れる。