そのまま、裄と仲直りができずに、次の日になった。 「行ってきまーす…」 玄関のドアを開けると、いつもいるはずの裄はいなかった。 朝、 《今日は行けない》 ってメールが入ってた。 たったそれだけの、冷たいメール。 学校、行きたくないな。 裄に会えないよ… それでも足は、学校へと向かう。 いつも裄と二人で歩いてる道。 一人で歩くと、とても寂しい。 あたしの右側が、なんだか冷たいよ…