「これからは、裄って呼んでな」

「ゆ……き…?///」

「そう」


あたしは再び、裄くんの腕の中におさまった。

その時に聞こえた、裄くんの心臓の音。

ドキドキと波打つスピードが速い。

その音に、あたしは耳を傾けた。


幸せだ、なんて。


大好きなバドミントンを始めて、

大好きな裄くんにも出会えた。

こんなに幸せでいいのかな?ってぐらい、幸せ。

裄くんが好き。

いつかこの気持ちが“愛してる”に変わる日まで。

その先もずっと、あたしの隣には裄くんがいる。

ずっと、ずっと。


大好きだよ、裄。


《END》