あたしの言葉に、さすがの遼多もびっくりしたらしかった。
「東京……?」
あたしは、頷いて、そのまま下を向いた。
「何で、東京行くの…?」
遼多は、戸惑いながらも聞いた。
あたしは精一杯口を開いて言った。
「東京の……バドのチームに入るって……バドを仕事にするんだって…言ってた……」
小さな声になってしまったけど。
実際に口にすると、また涙が込み上げそうになった。
「それで、何て言われたの?
それだけじゃないだろ?」
遼多の問いかけに、あたしは一度口を固く閉じて。
そして、もう一度開いた。
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