綾子の顔は、みるみるうちに赤くなった。 「何よもうー、ばかー! あたしの気も知らないで」 「悪かったって」 「普通ねー、めでたいことは1番に彼女に報告するもんでしょー」 「今度からは気を付けるからっ」 拗ねながらもどこか嬉しそうな綾子。 とりあえず二人が仲直りして良かった。 なんだかんだ言って、仲良しカップルだしね。 そして、その時の裄くんは、 やっぱり悲しそうな顔。 あたしは、そんな裄くんの顔を見たくなくて、視線を逸らした。