裄のことと、あともう一つ、あたしには悩んでることがある。 それは、バドミントンのこと。 就職をすれば、こうしてバドミントンをすることはなくなってしまう。 あたしは、バドが大好き。 バドと出会えたから、今のあたしがある。 裄の隣にだって、いられる。 どうしても、続けたかった。 どんな形でもいいから、バドミントンと触れ合っていたかった。 そして、裄にもバドを続けてほしかった。 バドをしてる裄が、大好きだから。 槇も綾子も、 みんなと一緒にバドを続けていきたかった。