恋も試合も全力で!



槇くんは綾子に近付く。

そして、
綾子の髪を思い切りクシャクシャにした。


「何すんのっ、槇っ」


綾子はわけが分からず、必死に抵抗する。


「可愛いこと言いやがって、バーカ!」

「は!?」


頭を上げた綾子の髪はボサボサ。

手グシで必死にとかしながら槇くんを睨んでいた。


「俺が行かなかったから、拗ねてたんだって?」

「は!? なんでそれっ……浅海!?」


焦る綾子に、笑ってごまかすあたし。