「はい。裄が誘ってくれて」 「いいねー。ラブラブだね」 加藤さんが、書く手を止めずに話していたから、 あたしも作業する手を進めた。 「裄くんとは大学が一緒なの?」 「はい、高校から一緒なんです」 「じゃあ付き合ってすごい長いんじゃない?」 「そうですねー、5年になりますね」 「5年!? 長いねー!」 びっくりした加藤さんの声に、あたしは顔を上げると、 加藤さんは書く手を止めて、こっちを見ていた。 「裄くんと会うの、10年ぶりぐらいなんだよね。あたしもここのスクール通ってたから」