練習に行く前に、加藤さんはゲームのスコアを用意しなくちゃいけないらしく、 あたしも手伝うことにした。 ここの体育館は広く、生徒数も多い。 スコアの数も結構な物だった。 これを一人でやるには時間がかかる。 二人でやった方が早いと思ったから。 加藤さんに渡された紙の通りに、名前をスコアに写していく。 「裄くんとは、旅行か何か?」 その時、加藤さんがいきなり問いかけた。 あたしはスコアを書く手を止めて加藤さんを見た。