少し不安そうな裄と共に、練習場の扉を開けた。 するとそこに広がったのは、たくさんのシャトルと、たくさんの人。 裄はキョロキョロと回りを見渡す。 「あのー、見学の方ですか? 関係者以外、立ち入りを断ってるん……って、あれ?」 あたしたちを見たコーチの人が、声をかけながら、裄を見て止まった。 「志田コーチですよね? 俺、笠原裄です」 「裄か!? 久しぶりだなぁー!」 その志田コーチは、裄と分かった途端、嬉しそうに声をあげた。