裄の素早い行動に感心しながらも、あたしの胸はドキドキしていた。 「浅海、だめ?」 「う、ううん!? すっごい楽しみ!!」 そう言うと、裄は満足そうに笑った。 「俺も。超楽しみ」 明日から2日間、裄と一緒。 嬉しくて、その反面、ドキドキで。 裄と付き合いだして5年。 好きになってからは8年。 裄への想いは、薄れることはない。 むしろ、日に日に大きくなってる。 本当に裄が大好きで。 裄の隣にいるのが当たり前で。 これから先も変わらないって、あたしは信じていた。