「俺多分やりそうにないしな… 梨元、月曜日の朝見せてくんない?」 「いいよー。100円ね」 「金取んのかよっ」 「あはは。うそうそ」 たまにからかった時の裄くんの反応、 すごい可愛いんだよね。 「なぁ坂井。槇んとこ行かねーの?」 その時、 裄くんがあたしを飛ばして綾子に話しかけた。 「行かない。槇が来るの待つ」 「あははっ。なんでだよ」 「だって普通1番に彼女のとこ来るでしょー!」 あたしに言ったことと同じことを、裄くんにも言う綾子。