裄と手を握り合って、大学へと向かった。 電車の中でもずっと、手を握ってて。 離したくない、そう思った。 大学に着いて1番最初に、 唯衣先輩と流川さんに会った。 「ふごっ!! 浅海ちゃんっ!? もしかして彼氏!?」 何かを飲んでいた唯衣先輩は、あたしと裄を見るなり、吹き出しそうになってた。 「ったく、汚ぇな」 それを嫌そうに見つめる流川さん。 けどそんなの無視して、興奮してる唯衣先輩。 「かっこ良い彼氏じゃない! いつから付き合ってるの?」