恋も試合も全力で!



次の日。

2限から授業の入っていたあたしは、少し早めに8時半に家を出た。


「行ってきまー‥‥‥」


ドアを閉めようとする手が止まった。

勢いよく閉まるドア。

あたしの視線の先には、


「‥おはよ」


裄がいた。


「なん‥で?」


なんで裄がいるの?

あたし昨日、別れ話したよね?

まだ別れてはいないけど、もう破局寸前だよ?


裄は壁に預けていた背中を浮かして、あたしの方へと歩いてきた。


「ちゃんと話がしたくて‥待ってた」

「裄‥‥学校は‥?」

「今日は3限からだから」