「遼多ぁー」 「朝からバカップル見せつけんな、アホ姉」 そう。 ここはあたしの家。 さっきあたしを叩いたのは、2個下の弟の遼多。 今日は大学の入学式。 裄の家から大学までは徒歩10分の距離なのに、わざわざあたしの家まで迎えにきてくれてる。 「あんたも早く部活行けっ、アホ弟」 遼多もバド部。 昔は可愛いくらいにお姉ちゃん子だったから、あたしの真似してバドを始めた。 今ではバドにすっかりハマったらしい。