そのままベッドに埋まるあたしの体。

目の前には裄の顔。


再び重なる唇。

絡み合う舌。

初めてのキスに、頭がぼーっとする。


何度も何度も角度を変えて、唇を重ねた。

こんなに幸せなキス、初めてかも。

裄がたまらなく愛しくなる。


唇が離れて、あたしの首筋に裄の顔が埋まる。


「ゆ、裄っ?」


裄の唇が、舌が、体に触れる度に、くすぐったく感じる。

時々漏れる甘い声に、口を塞ぐ。