「お粥、できたよ。それ食べて薬飲んだら寝なさいね」 お粥と薬と水の乗ったお盆を置くと、母親は出て行った。 あたしはお粥を口に運ぶ。 すべて食べ終えると、薬を飲んで横になった。 今日はいろいろあったから きっと熱が出たんだ。 ありえないくらい泣いたしね。 そんなことを思っていると、思い出したこと。 あたし、裄と仲直りできんのかな? これで終わりな気がする。 そんなのやだけど! けど…仕方ないよね。 あたし…素直じゃないから。 可愛くないから。