恋も試合も全力で!



部室で一通り泣いたあと

あたしは家に帰った。

玄関に入ると、いつもはこない母親がやってきた。


「おかえりー。浅海、朝具合悪そうだったけど大丈夫? それに今日早いね?」


心配そうな母親。

あたしのおでこに手を当てた。


「ちょっと熱いね。早く着替えて布団入りなさい?」

「うん…」


そういえば帰ってる途中、

少ししんどかった。

泣いたせいだと思ってたけど。


部屋に入ると、Tシャツと短パンに着替えて布団に潜った。