栞菜『どうぞ。』



翼『姉貴、バイトどうだった?』



こいつは、私の4つ下の弟の翼。



栞菜『聞いてくれるの?』



翼『あっ、あぁ。』



栞菜『それがね!本郷梨華ちゃんって子がめちゃくちゃ可愛いの♡しかも、優しいし素直なの!でも、あの子…』



翼『本郷梨華?何か聞いた覚えってか、見た覚えが…って、ほんと昔から姉貴は可愛いのもには目がないよな。で、その子がどうかした?』



栞菜『えっ!私より先に梨華ちゃんと会ったの!何処で?あと、可愛いだけじゃダメなの!話しそれたけど、梨華ちゃんね、笑えてないのよ…。造り笑いがバレバレ。でも、完璧だから私も最初は騙されたわ。って、あんた、その手どーしたのよ?』



翼『あー、これ?朝ぶつかって来られた時に出来たんじゃね?あっ!思い出した!』



栞菜『何がよ?』