あたしは、悪魔と契約しました。

だけど、、、


あたしの頭では、それを理解することは出来なかった。


そして、、、


「早く、家に入りなさい」


何年ぶりに、あたしに掛けられた女の言葉。


それに、凄く、、、動揺した。


いつも無関心で、あたしのことなんて気にもしない女が、、、


どうして、こんなにも、、、


今日は、あたしに興味を示しているのだろうか?


それを、「興味」と言っていいのか?わからないけど、、、


あたしは女に言われたとおり、急ぎ足で家へと入った。


家に入る前に、1度振り返り、、、哲也のことを見る。


哲也の顔には、不安そうな顔が浮んでいて、、、


その顔を少しでも、安心させるように、、、


あたしは、あの笑顔を哲也に向けた。