その時は、よくわからなかったが、、、


今なら、少しだけわかる。


楽しそうに、相手を殴る哲也を見て、、、


本当に、楽しいんだと、、、


そして、あたしが言った「喧嘩」と哲也が言った「喧嘩」の違いを、、、知った。


これが、、、


哲也の言った、楽しい喧嘩。


相手は悲惨な状態なのに、あたしは何も感じなかった。


可哀想とか、助けてあげなきゃとか、、、


何かしようと気すら、起きなかった。


むしろ、、、


哲也の楽しみを、奪ってはいけない気がした。


だから、、、


そんなあたしが、哲也を止める事はなかった。