あたしは意味がわからない言葉に、首を傾げる。


それに話を振って来た男は、少しだけイラつかせてしまったらしい。


「惚けても、無駄だ。お前が氷鬼の女だって事はわかってんだよ」


お前。って、、、


あたしに言ってるんだから、あたしの事、、、だよね?


なら、氷鬼は誰のこと?


「あの、、、氷鬼って、、、?」


あたしの言葉に、男たちはあたしのことを見る。


そして、急に笑い出す。


「何、コイツ。バカなのか?それとも常識を、知らねぇのか?」


なんて、あたしのことをバカにしてくる。


バカ。と、言われても、、、仕方がないのかもしれない。


だって、、、


あたしは男たちが普通に過ごしてきた時間を、ただ家や河川敷で過ごしていたのだから、、、