あたしは、悪魔と契約しました。

「離して、下さい」


震える声で、哲也に要求する。


「あたしには、大切な家族がある」


初めて出来た、あたしの家族。


それは、、、哲也が作ってくれたもの。


だけど、、、


そんなこと口が裂けても、言わない。


「今、あたし、、、幸せなの。だから、、、あなたみたいな人と、関わりたくないの」


あたしは、最低だ。


そんなの、自分が1番わかってる。


わかっていて、そんな言葉を哲也に投げつけるんだ。


だから、哲也。その手を離して、、、


そして、もう、、、


あたしの前に、現れないで、、、


あたしも哲也の前に、現れないようにするから、、、