あたしは、悪魔と契約しました。

咲良の過去を聞いた日、また時間だけが流れ、、、


でも、前よりも咲良との距離が縮んだ気がした。


その距離は、一緒に過ごす時間が経つにつれ、、、


ピッタリと寄り添うほど、近付いたよね?


そんな、ある日。


「ねぇ、千尋。ちょっと後ろ向いて」


咲良が、あたしにそんなことを言った。


あたしは言われたとおり、咲良に背を向ける。


首に、ヒヤッとしたモノが触れた。


クルッと、咲良は背を向けていたあたしのことを反転させ、満足そうな顔を溢す。


そして、近くにあった鏡であたしのことを映す。


「どう?可愛いでしょ?」


鏡に映った、あたしの首元にはネックレスがある。


あたしは驚きながらも、咲良に視線を移す。