あたしは、悪魔と契約しました。

自分が、どこの誰なのか?


どうして、自分に記憶がないのか?


始めは戸惑ったし、どうしていいのか?わからなかった。


もちろん、自分のことを知りたいとも思ったよ?


だけど、ね?


思い出した時、凄く苦しかった。


思い出さなきゃ、良かった。


どうして、思い出してしまったんだろう。


そんなことを、思ったよ。


何もかもが嫌になり、死にたいとさえ思った。


そして、何より、、、


咲良に、、、会いたくなった。


「ごめんね」


そう、謝りたい。


咲良は約束どおり、あたしのことを守ってくれた。


でも、そんな咲良にあたしは何も返せていない。


もう、、、返せない。