あたしは、悪魔と契約しました。

そして、離れた、、、唇。


先ほどと同じように、交わる視線。


あたしは、哲也に、、、笑って見せた。


そんなあたしに、哲也は同じように笑みを見せた。


「帰ろう」


その言葉に、あたしは頷く。


バイクまでの、ほんの短い距離を2人で並んで歩いた。


あたしの歩幅に合わせて、哲也は歩いてくれる。


バラバラだった、あたし達が、、、


1つに重なって、離れることはないんじゃないか?


そんなことまで、思ってしまう。


これから、離れ離れになるとわかっていながら、、、


最後の、最後まで、、、


神様は、意地悪だ。


哲也の傍に、居たい。


離れさせるくせに、こんな気持ちに、、、させるだもん。