あたしは、悪魔と契約しました。

いつの間にか、日が落ち、、、


空が、暗く塗りつぶされて行く。


散りばめられた星たちが、数えられないほど、、、浮かび上がる。


「今のお前には、何が見える」


今まで、黙っていた哲也があたしに尋ねる。


あたしは哲也に視線を移し、小さな街灯の灯りを頼りに、、、


”また てつやが みえる”


そう、書いた。


「一生、お前の目に、、、俺しか、映らなきゃいい」


哲也の言葉に、あたしはジッと哲也のことを見つめる。


「嫌なら、拒め」


そう言い、あたしの頭に手を回し、哲也の顔が段々近付いてくる。


そして、ぶつかりそうな距離になり、、、


哲也は、動きを止め、、、


「拒むなら、今だ。今しか、ねぇ」


そんなことを、口にした。