あたしは、悪魔と契約しました。

誰かもわからない、姿も見えない。


そんな相手が、あたしのことをあざ笑う。


その笑い声さえも、あたしにとってはとても耳障りだ。


、、、知りたいだろ?おまえ自身を。


イラナイ、、、


知りたくも、ない。


誰か、助けて、、、


あたしのことを、助けて、、、


、、、お前は、悪魔の子供。運命には、逆らえない。


嫌、嫌、嫌、、、


気付いたら、手にしていた物を投げていた。


__ガシャンッ、ガシャンッ__


手の届くモノたちを、手当たり次第に投げつけていた。


物音に気付いた、哲也と聡が慌てて部屋へと足を踏み入れる。


そんなことにも、あたしは気付いていなかった。