少し恥ずかしくなって、二人の間に少し沈黙


沈黙を破ったのは速水くん。


「あ、変わりたいならこれはどうかな」


ぐんっとわたしの顔に近づいて、


「えい」


わたしのメガネを取った…⁉︎


ぼやける視界、パニクるわたし


「うん、うん」


何かを納得する速水くん
だんだん視点があってきて…


少しぼんやりだけど、速水くんのキラキラ笑顔が目の前にあって。


「メガネの伊織もいいけど、とってみるのもいいんじゃない?
イメチェンだし!変わるきっかけになるし!


…それに!」


少し照れくさそうに横を向いて


「俺はこっちの方が、好き、かな」


そんなこというなんて…


反則です、速水くん