真人のマンションに着いた

そっと鍵を開け中に入る

真人は、カーテンが閉まったリビングのソファーで 眠っていた

きっと、すごく疲れたんだろう

でも、私との時間を作る為に ベッドでは、寝ないで ソファーに腰掛けて 眠っている

そんな、優しさが 痛かった

真人のマンションの途中にある スーパーで 買い物をしてきた

彼にとっては、夕食になる食事を作り始めた

食事の支度が、ほぼ終わる頃 後ろから抱きしめられた

「びっくりした」

「ごめん 寝てた」

「大丈夫だよ。 お腹空いてるんじゃない?」

「正解! 昨日の昼から全く 食べてません」

「よかった。一緒に食べよう」

「その前に、シャワー浴びてくる」

「うん 完成させとくね」

何気ない会話が、私を満たしてくれる