「お前、ガキだねー」 黒田さんは、ニヤリと意地悪そうに笑って言った。 本当に、いつも腹が立つ笑みを浮かべる人だ。 「……そんな言い方、黒田さんの方がガキみたいです! 私より二歳も年上なのに!」 なんとか言い返す。 「だけど俺は、誕生日にぬいぐるみは欲しがらないからな」 だけどいつも、すぐに反撃を受けてしまう。悔しいけれど適わない。 それは、黒田さんの口が達者だからだろうか。 それとも私が。黒田さんのことを好きだからだろうか。