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「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

休み時間の緩んだ空気を私の断末魔が裂く

「奈々うるさい!!」

「もう書類だしちゃったから
役変えれないってドユコト!!」

「だからそのままの意味だって!」

「あー、終わった
フッw短かったわね...私の人生」

「奈々なら大丈夫だって!!」

この...人ごとだと思って...

「あ!そうだ!奈々!演劇部に指導してもらったら?」

へっ?演劇部って...あの、演劇部?

「私のお兄ちゃん演劇部だし、脅せばやってくれるんじゃない?」

脅せばってオイッ

・・・でも演劇部といえば他校から
『虹薔薇のミュージカル』と
呼ばれるほど演技が上手くしかも
全員イケメンという...
・・・そういえば莉奈のお兄ちゃんもイケメンだったなぁ...

まぁタイプじゃないけど←
でもイケメンに囲まれて演劇の練習っていいかも\\\


・・・私、やろっかな・・・

「本当!?じゃあ早速お兄ちゃんと話してみる!!」

嘘っ!?今声に出してた!?

「ちょっ莉奈今の無し!!」

・・・時すでに遅し莉奈は走って行っちゃいました...







「フーン、演劇部とレッスンか・・・」
この時暁月君が聞き耳を立てていたことを私は知らない