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と、とりあえず図書室に連れてきたはいいけど...

「いい?暁月君?あのメールのことはみんなには秘密なの!!絶対言っちゃダメ!!それに私は主役降りる気は無い!!」

人がいないことをいいことに言いたいことを超ド級の大声で言ってやった
どうよ!

「それはダメだ俺が困る」

平然と答えてくる暁月君
はぁ?

「なんであのメールのこと秘密じゃ困るのよ?」

「いや、そっちじゃなくてお前が主役って方」

な!?わ、私が演技下手そうだから主役はやらせれないってこと!?
もー頭に来た!!


「彩夏ちゃんと幸せなってね...」

「大好きだったよ」

フッ土日ずっと練習した成果
とくと見せてやったわ!

「何言ってんだおめぇ」


え、え―――――――


こ、渾身の演技だったのに


キーンコーンカーンコーン



あっチャイム...

ん?チャイム!?

出席とりはじめてる!?ち、遅刻じゃん!?

「ちょ、ちょっと暁月君出席番号一番でしょ!?遅刻になっちゃうよ!?」

「あーまーいっか」

「よくない!!あっそうだ!!保健室に行こう!!体調悪くて保健室行ってたってことになれば遅刻は取り消されるよ!!」

「おーあたまいー いーこーいーこ」

暁月君が子供をあやすように頭を撫でてくる

ちょっ髪ぐしゃぐしゃになるじゃん!!

「///」

私がむーっと暁月君を睨むと
なぜかより一層頭を撫でてきた

「も、もう!!はやく保健室行くよ!!」