もえ★ぱに

ったく……
くそ姉貴のせいで…

「胡桃?じゃあ俺ん家帰ろ……」

俺がそう言いかけた時―…

「胡桃!!!!!」

ゲーセンの中に響いたのは姉貴の声。

「……ッマ…マ…」

「胡桃……胡桃、ごめんねぇッ」
そう言って姉貴は胡桃を抱く。

「うぅ……ッママぁ…」
胡桃は泣き続ける。

「ごめんなさい。ママ達が間違ってたわ。胡桃は何も悪くないわ……」

「……姉貴…」


「胡桃……ママ達の子に、産まれてきてくれてありがとう…」



―この言葉を、胡桃はどういう風に受け取ったのだろうか。

『産まれてきてくれてありがとう』

多分、いや絶対。
子供が親に言われて1番嬉しい言葉。

胡桃は『へへッ』と照れ笑い。