もえ★ぱに

「胡桃?どしたー??」
俺は胡桃の顔を覗きこむ。

「へ?…あッ、うん。パレード見よう!」
胡桃は笑ってみせたが、それは作り笑いのように見えた。

疲れてるだけか?

俺はそう思い込むことにし、胡桃を連れて軽く夕飯を済ましてからパレードを見るために場所をとった。


明るい音楽に合わせて、さまざまな色が夜空を彩る。

たくさんのキャラクターが手を振ってくれた。

そのたびに胡桃は大喜び……のはずだが…

何故だか笑っていない。


「胡桃?つまんねぇの?」
俺の問い掛けに、胡桃は首を横に振る。


「はぁーー。じゃあ何なわけ?」

胡桃は余計黙るばかりだ。

ったく……。