「慶太ー」 帰宅後。胡桃がテレビを見ながら俺の名前を呼ぶ。 「んー?」 俺は雑誌をめくりながら応えた。 「そろそろ夏休みだねぇ」 気付けばもう7月。 胡桃と一緒に暮らしてから三ヵ月がたった。 「胡桃、どっか行きてぇの?」 「………うん…」 「…どこ?」 「………ディズニーランド…、かな」 胡桃はためらいながらも言った。