初恋最終日。
 「奏汰くん。」
 「あ、来てくれたんだ。」
 奏汰くんの優しい声。
 こうやって会えるのも、キミを想うのも最後かもしれないのに。
 「奏汰くん、私・・・。ずっと好きでした!」
 奏汰くん、もうダメだよ。
 私、キミを失うなんて、考えたくないよ。
 奏汰くんの目は、いつものように、優しかった。