「…。」しばらく沈黙が続く。
「ひまだねぇ…。」
「うん。暇だね。麻実ちゃんの顔見てるだけなんてひまだよね。」
「だったら見るな!」麻実ちゃんが怒り
ながら私の頭をぶっ叩く。
「あははは!ナイスアタック!」梨奈ちゃんが笑う。
「梨奈!笑いすぎっぶふっ!」ハルの野郎。吹きやがった…
私たちは毎日こんな青春のほほんライブ?を楽しんでいる……かも?
*
*
「ねえー。ひまー。なんかしよー。」梨奈ちゃんがバタバタしながら駄々をこねる。
「なんかしよー。って言われてもねー。なんかあったらこんな暇しないんだよねー」私がダラダラしながら言う。
「うー。確かに…おい!麻実!暇する暇があるんだったら何か遊ぶこと考えろ!青春は短いんだぞ!!」
「あんたらが暇してんでしょ。遊ぶことばっか考えるな。受験生。」
「な!言ってはならない単語を口にしたな!」
「今年はそういうこと考えないとあんたら中卒になるよ?」
『ちゅ、中卒!』私達がいっせいに声を上げる。
「そ、そんなのやだ!あたしには介護福祉士っていう夢があるのに!?」ハルが一番に嘆く。
「うちには声優の夢が。」次に私が嘆く。
「死ぬにはまだ早いよー!」
「なんの話だよ?!今中卒の話だろ!?」梨奈ちゃんの意味不明な発言に麻実ちゃんがまた突っ込む。