お茶のくせに 甘いって言うのが許せない。 すると。 何やらバターと甘い物の 混ざった香りがする。 「爺や、今日のおやつは何かしら?」 「おやおや、勘がよろしいですねぇ。 その勘を普段から働かせて欲しい ものですが…」 「うっ…うるさい! 匂いがしたから言っただけよ!」 爺やの皮肉交じりの言葉に 弱冠キレつつ、 紅茶を口に運ぶ。 …熱っ!